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第1部 二章【闇メン】その3 第三話 その名はライジン

ผู้เขียน: 彼方
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-10-21 06:39:12

17.

第三話 その名はライジン

 一日の仕事を終えると渡邉さんにメールで連絡を入れた。“無事終わりました”と。すると向こうから電話がかかってきた。

ブーーーッブーーーッ!!

「はい、椎名です」

『おう、お疲れ様。どうだ? 今日も勝ったか?』

「お疲れ様です。今日はやられましたね。ちょっと強すぎる人が1人いて」

『へぇ、なんて奴だ?』

「えーとたしか『ナンジョウコテツ』って言ってましたね」

『聞いた事ないな。どんな奴だ? 特徴とかないか?』

「稲妻模様のネクタイをした優男です。パッと見はあまり強そうには見えません。しかし、明らかに技量の差で負けました」

『稲妻模様のネクタイ…… それ、噂に聞く『ライジン』ってやつかもしれないな。ネットで少し前に話題になってた麻雀のオリジナル戦術をSNSで公開してる奴。そいつの思考回路がすごいって一部麻雀ファンの中では有名になってて弟子もたくさんいるって。その雀士の写真が稲妻模様のネクタイが特徴だったはずだ』

「あまりない柄ですからね。同一人物の可能性はけっこうありそうです、そっかあ。強いわけだ」

『今日の給料はどうする?』

「負けたし、今日貰えるなら欲しいですね。明日に備えて」

『そうか、じゃあ『えにし』で待ってるから取りに来てくれ。あと、交通費は細かくて面倒だからそれは月末にまとめて支払うからな。悪いが、いくらかけたかはそちらでチェックしておいてもらえるか?』

「承知しました。では約30分後に『えにし』で」

『おう、アイスコーヒーでいいよな。それは奢ってやるから少し話でもしようぜ』

「いいですね。あ、電車きたので切りますね。それでは」

『おう』

プッ、ツーツーツー

(しっかしとんでもないヤツもいたもんだな。おかげで昨日の儲けもすっ飛んでっちまった。ふりだしだよ。フッ…… フフッ、フフフフッ!)

 椎名はこの敗戦は今までで一番楽しい麻雀だと感じていた。あんなに手も足も出ないくらいの実力差があるとは。そんなことが麻雀に起こりうるとは椎名は知らなかった。

 今日の負けに椎名は麻雀の新たな可能性を見た。実力でここまで勝てるようになるゲームなのだと。それを知り麻雀が前よりもっと好きになった。

「ナンジョウコテツ…… 別名『ライジン』か… ちっとも大袈裟じゃないな、あの力はまさに神クラスだ。…また会えるかな……」

 自分は井の中の蛙だろうとは思っていたが、今日いきなり大海どころか銀河系宇宙を覗いたような。そんな感動を噛みしめていた椎名だった。

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    35.第二話 麻雀のメッカ「最初の行き先は新宿歌舞伎町よ」「ええ!? 最後に行き着く先みたいなイメージあるけど!」「だからこそよ。私たちの麻雀は最高峰クラスのものでありその技術は歌舞伎町ですら通用する。それでも私たちはノーレートや低レート、競技麻雀をする。なぜならレートに関係なく麻雀を愛しているから。そう主張するには最初に歌舞伎町制覇するのがいい」「なるほど、ハイグレードなステージから逃げて初心者講座やってるというのでは説得力がないということね。たしかにそうだ」「……ふふふ、できるかな? 言うのは簡単だけど、実際問題新宿歌舞伎町は麻雀のメッカ。レベルが高いに決まってる」 最初の行き先は歌舞伎町という事で決定となった。「ねえ、ミサト。せっかく車も買ったけど新宿は電車で行かない? 駐車場代も高いだろうし……」「そうね、じゃあ最初の旅は都内をぐるぐる山手線の旅にしましょうか」「えー面白そう」「とりあえず、1週間! 1週間の雀荘巡りで収支をプラスして帰ってくる。これが最初の目標にしましょう。できる? ユキ」「私だって強くなったんだから。やってみせるわ。ミサトにだって負けないんだから!」「おーおー、大きく出たな。頼もしい限り! よーし、じゃあ明日の朝10時に駅に待ち合わせでいいよね。そしたら今日はよく寝ること! 明日から修行の旅だかんね!」「オッケー」 まずは新宿歌舞伎町!────── 2人は

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